Mac Book Pro 13 mid 2014のバッテリーを交換したよ

Repair is noble.


Mac Book Pro 13inch (Mid 2014) モデルを使っていましたが、バッテリーが膨張したり、zoomでバーチャル背景が使えないスペックだったということで、2020モデル(おそらく最後のintel mac book proになりそうですが)にリプレイスをした顛末をまとめました。

その結果、むしろ恐れることなく分解してもいいんじゃないかということで、膨張バッテリーにチャレンジしました。あくまで自己責任ですが顛末の記録です。

1)そもそもバッテリー交換はできるのか?

実は、バッテリー膨張に気づいて、appleさんに修理依頼を出したことがあります。まずはapple storeに持っていったところ、お引き取りを願われ、その後、自宅からオンラインで修理依頼を出して、見積もりを取ったところ、バッテリーだけじゃなくてディスプレイも交換しないとダメと訳のわからんことを言い出したので、修理は取りやめました。


なので、純正の交換はできるんだと思いますが、まだ使えるディスプレイも交換しなさいと難癖をつけて、事実上、修理できないように仕向けられるためアホらしいので自分でやる方法を模索します。

すると、我らのiFixItさんの記事で修理方法があったので、できるものとして今度は部品の手配に動きます。



2)交換用バッテリーを入手する

ググってみますとAmazonで出品されています。ただ、すでに純正のバッテリーは膨張したという実績があるため、迂闊なバッテリーを購入してもトラブルが起きるのではないかという心配があります。下記は、PSEがついてるということですが、、、高い。純正の修理がかなうならば2万円弱なのでどうかなというところです。


そのため、リペアパーツを取り扱っているショップを探すと、秋葉原にある秋葉館というappleのAuthorized Resellerさんで取り扱っていることがわかります。


取り扱っているという情報だけで、初めて店舗訪問して在庫を尋ねると、なんと在庫切れとのこと。オンラインショップで在庫確認してーってことだったので、在庫が戻るのを待ちます。

暫し月日が流れて再度オンラインショップを確認すると在庫有りになっていたため、改めて店舗で購入しました。また、バッテリー交換はiPhone修理で苦い思い出があるため、なんらかの道具がないと長期戦になることを覚悟し、iFixItブランドのカードを合わせて購入します。

秋葉館で購入したバッテリー

どうも今調べてみると、こちらのバッテリーのようです。なんかあったときに相談できるショップで高い値段買うか、一か八かでネットで買うかは、ポリシー次第ですね。


3)修理実行

最近の電子機器はビスではなく接着剤や両面テープで組み上がっているため、分解・交換でこれらの粘着物を攻略できないと長期戦になることを覚悟し、休日でかつトラブってもリカバリできる朝から交換作業を開始しました。結論としては、無事交換終了で、手順はiFixitの記事のままなのですが、1点、つまづいたことに絞って記載します。

さて、iFixItの手順18に写真では、ビスで留まっている写真ですが、わたしが使っていたモデルは注釈にあるようビスは1本右端のものだけで、代わりに写真のようにゴム足がくっついていました。

蓋を開けた様と注意の赤丸
わたしのものは赤丸部分がゴムパーツだった写真


交換するバッテリーにはこのゴム足はないため、移植する必要があります。しかし気づかずに新品のバッテリーの両面テープを剥がして貼り付けてしまった後に、このゴム足を移植する必要に気付き細いドライバで突っつきながら移植したのでですがかなり苦戦。1個は確実に破壊したままそっと蓋を閉じました。。なので、バッテリーを取り付ける前に、確実に交換しておいたほうがいいというのはアドバイスとしてはあります。とはいえ、逆に貼り付けの位置擬決めをするにはビス穴に合わせるしかなく、どっちがいいかはなんとも、、、でもあります。

あとは、言われた通りにバッテリーのカリブレーション(キャリブレーションというのが業界用語な気がしますが、日本語翻訳おつかれさまです、、!)


4)バッテリー交換を終えて考察


・iFixItは神
まず、バッテリー交換は苦手意識があったけれど、ビビらずちゃんとドライヤーであっためて、かつ、ちゃんとした道具、今回から投入したiFixItブランドのプラスチックカードで剥離するのが吉とでました。
過去は何かのポイントカードとかでやってうまくいかずでしたが、iFixItのは、単なるカードのようで使ってみると、シボ加工で粘着剤がくっつきにくくなってたり、半透明で裏側が見えたり使った後に違いのわかるスペックです。まずは道具ありきを感じた次第です。

記事を見ながら暖めつつ、カードが効いてるぜ!の絵


そして、修理記事も一部わかりにくい部分があったように思いますが、修理を終えてみると逆になぜわからなかったのかが見えてくるのでおもしろく思います。


・appleハードウェア設計の不安と不信
修理実行のセクションでも書きましたが、ビス穴にビスは留まっておらずゴム足にどうも仕様がかわった部分がありそうです。当初はビスで
止めていたけれど、事後、バッテリー膨張に耐えないため、設計を変更したんじゃないかと思います。

また、修理とは直接関係はないですが、SSDがどうも交換可能に思われる点。購入時にはSSDは交換不可といわれていたため、コストとスペックで云々悩むことになったのでうすが、蓋を開けてみると、確かにメインメモリはボード直付けですけどSSDはコネクタに刺さってるので交換可能じゃないかと。であれば、NAS投入でストレージ空けたりとかはなんだったのかと思われます。

ちなみに、なかなか新しいMacを購入しなかったのは、物理的なキーボードの不具合報告がでていたのと、タッチキーボードにescがマージされるという仕様が信じられなかったためでした。メカ設計などについてはiPhoneやiPadといった接着剤で出来上がる組み立てばっかりやっておざなりになってるのではと不信が募ります。

5)そして最後に

交換後に残るのはそう、パンパンにバッテリーが膨れた元バッテリー。これ、、、交換で熱かけたしうまく剥がせたとはいえ、無理やり両面テープから引き剥がしたので、ダメージを受けていないとも限りません。

パンパン


せっかく交換が終わったのに、バッテリーが寝ている間に発煙したり、外出中に発火したり、、、などと考えたらおちおち眠ることもコンビニに行くことも叶いません、、、
ということで、捨て方を調べますと、どうやら電気店で引き取ってもらえるとのこと。町の電気屋さんは休日は開いてんだか開いてないんだかわからなかったので、某量販店さんに訪問します。


回収箱でもあるのかな?と店員さんに声かけすると、カウンターで預かりますよ、とのことだったので、これです!とパンパンのバッテリーをお渡しします。

なお、わたしは少なくともMac Book Proの裏蓋のビスを外す際に裏蓋が持ち上がって外したビスが飛びそうになり、対面した膨張バッテリーに驚いたので、きっと店員さんも驚くかな、と思ってお渡ししました。

が、製品名をいう前に、見てあっさり、「あ、Macのバッテリーですねぇ〜」と言い当てられたんで、あー、お察し、、、然もありなんという世相を感じ夏を迎える昨今です。

某家電量販店の絵


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