ハワイでprepaid sim please! と言ってみた顛末

秋になるとどうやら海外に旅立っていることが如実に分かってしまう投稿群ですが、諸般の事情からハワイ、といってもほぼホノルル周辺に行ってきました。

波と夕暮れ、ちなみにこの時期は雨季らしくあんまり天気は良くないのです
いいですね、ハワイ。このブルジョアどもめ!という気がしないでもないですが、ビーチは公平というのが多分この街の気分の良さなのだろうと思います。

さて、海外に行った以上はSIMを入手するをミッションとしているので、その顛末をメモします。 

1)どこで入手するのか? 
さて、通常であれば空港のどこかにあるのだろうと思ったのですが、ゲートをでてもそれらしいカウンターがない。団体客の不安を煽るwifiルーターの案内カウンターはあるのですが、キャリアのカウンターはすぐに見つけられませんでした。

どうも、そこかしこに団体旅行に最適化された感があり、個人のビジネス客の乗降がある空港とは違うな、、という印象。

 ググってみたところ(softbankのiPhoneはsprintが入ってしまうのです)、大きなショッピングセンターにat&tがあるよ、ということで、いったんホテルまでいってから、観光ショッピング客と混じってアラモアナショッピングセンターというところに。バスを降りて、フードコートを突っ切って、館内を走る道路のところまで出ると右手に看板があります。

(ちなみに、最初行った時は気づきませんでしたが、そのちょっと奥にバーンアンドノーブルという本屋チェーンがはいっているので、そちらも合わせて寄るのがおすすめ。)

 


アラモアナショッピングセンター内のat&tテナント外観

2) どんなSIMがあるの?
さて、ショップにはいって、prepaid SIM please!と言ったら、デバイスあるのか?といわれるので、さそくさとテーブルについて取り出します。

なお、以下のやり取りは英語でやっていますが、英語で再現するのが難しいので日本で記述します。日本語が通じるのか?というとスタッフによってはできるかもしれませんが、他に日本語を聞かなかった、日本語の資料なども用意はされていなかったようなので、ご注意。とはいえ、普通に実績あるsimフリースマホを持ち込んでお金に糸目をつけなければきっとだいじょうぶです!

で、今回持ち込んだのは、ロシアで購入した謎のスマホと、某所で購入したGalaxyカメラです。どっちもショップの店員さんは見たことないので、なんだこれ?って話をしばし。

スマホなので、音声付きにするよね?といったことを聞かれるので、いや、データSIMでもいいのだけれど、取り合えずプラン説明してよ、と切り出します。

音声付きは、インターネットも使えるとすると、$50、1ヶ月、今SIM試してみて動かなかったら返金する保証あり。
音声なしのデータSIMは、タブレット用ということだと思うけど、$25、1ヶ月、2GB通信付き、とのこと。ただしこっとは通信できなくても保証しないよ、とのこと。

動かないということはないだろう、と思ったので、まずは音声SIMを試すよ、といったところ、ロシアンスマホもgalaxyカメラも通信ができません。。。という状況に。

3)カウンターで接続テストをするが繋がらない
なにやら、お兄さんが会社のスマホを取り出してきてapn設定表示。その通り入力してもらいますが日本でやるようなSIM設定より複雑で、proxyの設定なんかもガンガンしていきます。

が、どうしてもだめなので、どうする?と聞かれたので、じゃあデータSIMを試すよと伝え、お金を支払い試してみます。

しかしながら何度トライしても再起動してもデータ通信が有効にならず。
途中でお兄さん諦めて、ごめん、白木屋で(?)自分で試してみて、あそこの方が電波がいいから、といわれ。固い握手をして店を追い出されました。
円安のこのご時世に$25無駄にしたぜ、、、と思いながら店を後にしました。

4)本当に繋がらないのか?
店を出てから電波の帯域が違うのか?といえば開通のSMSも届いて電波もつかんでいたので、問題ないとは思うのだけれどなんだろうと、ホテルに戻ってwifiをつかんでググってみました。するとat&tのfaqにapn設定が記載されてます。

https://www.att.com/esupport/article.jsp?sid=KB424489&cv=820

今回はデータSIMなので、

NameATT Broadband
APNbroadband
ProxyNot set
PortNot set
UsernameNot set
PasswordNot set
ServerNot set
MMSCNot set
MMS proxyNot set
MMS portNot set
MCC310
MNC410
Authentication TypeNone
APN typedefault,mms,supl,hipri,fota
APN protocolEnabled
BearerUnspecified

の方を選んでapn設定を保存。すると!データ通信できました。カウンターの兄ちゃん、ググってみたらよかったじゃん!と思わず突っ込みを入れました。

5) つながったからには
はい、速度を計測します。なお、ロシアンスマホとgalaxyカメラ双方にapn設定をしてSIMを差し替えてみましたが、どうもロシアンの方はデータ通信の帯域が違うのかedgeしか捕まえなかったので、早々に実用は諦めました。

galaxyカメラの方は、4G LTEではないので、そこまでは期待できないのですが、HやH+がでていたので、HSPA や HSDPA の規格で繋がっている模様。

夜中の計測。そんなに早くない

昼間の計測、、お、遅い。

日本の街中で日頃使っている速さはでないとは思ってはいましたが、なかなか渋いスピードしか出ませんでした。もちろん4Gネットワークにつながったりすれば違うんでしょうけど、安価なデバイスでそれなりにとなるとこれぐらいかなぁ、と思います。
あと、テザリングできます!なので、1台繋げといて、複数デバイスで回線融通するというのもありです。


6)結論と今後
結果としてネットにつながったのでよかったこととします。できたぞおい!と兄ちゃんに伝えようと思いましたが、後日いったら居なかったので、ここで晒します。

実際には、iPhoneが使えるので、街中でガンガン使うという使い方は結局しませんでしたが、iPhoneのsprintが勝手に切れて違うキャリアにつながってしまうということもあったので、たまにテザリングしておきました。

とはいえ、今回はつながって事なきを得ましたが、データ用のバンドがやはり国によって異なるので、nexusなどのプレーンなandroidデバイスが無難だとお思います。

ちなみに、wifiルーターなんかは1日700円ぐらいから、高くても2500円ぐらいで、日本の空港や現地の旅行会社のカウンターなどで日本語で借りれるので、simなにそれコワイ、と思う人はそっちの方が無難です。実際、知り合いにはルーターを勧めました。
あと、事後ですが事前にSIMも日本で入手しておけるらしいですね。下記の感じ。


とはいえ、1日で加算されるので、1週間を超えるような場合や、現地で電話もする、と言った場合、現地SIMを入手することがお得にはなると思うので、オススメです。

7)余談

で、気づかなかったのですが、街中にあるセブンイレブンでも、各種プリペイドカードと合わせてSIMカードが置いてありました。ABCマートというコンビニ風のショップにはなかったので、気づかなかったのですが、こっちもお手軽で良さそう。
電話のチャージと混じってシムも売ってます。サイズは未確認

次回、が人生においていつになるのは、わかりませんが、こちらも試してみたいと思う昨今でした。


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